BUSINESS事業展開

医薬品開発へイメージング技術を用いる期待

医薬品開発を成功させるために、10年以上の時間と数百億円の開発費が必要とされ、臨床試験に入ってからも「有効性が確認できない」「思わぬ副作用が出た」などの理由脱落する場合もあり、承認に至る確率は臨床開発の段階だけでも10%に満たないと言われています。
臨床試験にイメージングの技術を導入することは、課題である成功確率を向上させ、研究開発費用・時間の削減に有効であることが認知されており、近年のCTやMRI、PETなどの技術発展を受けて、その重要性は高まってきました。

イメージングトータルサービスへのニーズ

当社ではイメージングを活用することで、治療薬や診断薬の開発、再生医療等の医療分野の研究開発を効率的に進めることを目指し、3つのビジョンを掲げています。
これまでモニタリングや画像解析、IT、レギュレーションなどの専門家が一体となり、多方面の技術、蓄積してきた経験と社外とのネットワークを組み合わせ、付加価値の高いサービスを提供する体制を構築し、CRO業界の中でも新たな業態のパイオニアとして事業を展開してきました。
現在、ガンや認知症など、活発に医薬品開発が行われている領域の多くに画像解析が必須となっています。また、インターネットの発達により画像の送受信が迅速・容易になり、従来複数の異なる医師が行っていた治験の画像診断を1人の医師が一括して行う仕組みとなったことから、撮像方法の標準化・画像の集約が必要とされるようになりました。こうした昨今の臨床開発におけるイメージングの重要性や技術革新が、当社へのニーズを高めています。

100年後も新しい価値を生み出し続ける企業であるために

イメージング技術を更に発展させ、人々の健康と医療の発展に貢献することがマイクロンの使命です。現状に満足することなく、当社の根幹となる“Human Resources” “Knowledge” “Innovation”へ注力し、100年先もその時代にあった新たな価値を生み出す企業であり続けます。

拡げる

(組み合わせて拡げる)

Imaging CRA、販売製品、提携先、読影医Network、アカデミアNetwork、施設との連携、外部顧問

見えるようにする

(暗黙知を形式知へ)

画像モダリティの技術、各種レギュレーションに関する知識、SOP、臨床開発上のノウハウ、PJTマネジメントシステム、全社ガバメントシステム

束ねる

(マネジメントする力を高める)

CRA、画像モニター、GMP Chemist、
各分野の技術者、管理部門

メディカル・イメージング・ビジネスへの展開

2025年に、当社は創立20年を迎えます。その時には“イメージング試験を総合的に研究し、進化させる企業”というプレゼンスを築いていることを目標にしています。CROの枠にとどまらないメディカル・イメージング・ビジネスの展開を構想しています。